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Nakagawa Michiko

お産の体験談 2022年 A.Oさん 




◆ドイツに来た背景

主人の駐在の帯同でドイツにやって来ました。もともとはコロナの関係もあり、日本で産むつもりでしたが、ドイツではコロナ禍でも立ち会い出産が可能だったことと、不妊治療の末にようやく出来た待望の子供だったので、主人と1から一緒に育てたいと思い、妊娠8ヶ月というタイミングでドイツにやって来ました。



◆妊婦健診について

中川先生には日本から先に渡独していた主人がコンタクトを取ってくれましたが、必要なのは母子手帳くらいで、スムーズに予約も取れました。診察はもちろん日本語で対応していただけます。また、日本で助産師をしていらした永田典子さんもいらっしゃるので不安なこと、ドイツの子育てにおいて用意した方が良いことなども気軽に質問できました。



◆妊婦教室について

中川先生のもとで、妊婦教室にも参加しました。 その時によって参加人数は変わってくると思いますが、出産の流れや産後の体、育児について、ドイツの予防接種についてなど、詳しく教えてくださいます。日本と異なるところもたくさんあるので、参加すると安心かと思います。また中川先生は、先生でありながらベテランのお母さんでもあります。両方の視点から私たちにアドバイスをくださり、とても頼りになります。同じ月齢の妊婦さんとも知り合いになれるので心強いですよ。


また、典子さんと、EVK(エヴァンゲリッシュ病院)で働くお姉様の永田佳子さんが主催のおんぶと抱っこの教室にも参加しました。ドイツで手に入れられる実際の商品の紹介から、抱っこの大切さまで色々教えてくださいます。抱っこ紐の使い方やコツなども教えていただけるので、悩まれている方はぜひ参加されると良いと思います。



◆お産について

私は妊娠糖尿病だったこともあったため予定日付近にEVKにて面談をしました。EVKには佳子さんも勤務されているので日本人の方も安心かと思います。私はその時点で赤ちゃんが推定3800gとかなり大きかったため、予定日の3日前から入院して誘発することに決まりました。

入院してからは毎日決まった時間にNSTを行い陣痛がくるのを待ちますが、スケジュールが合えば佳子さんが診てくださいました。不安なこともその場で聞き、場合によっては代わりにドクターにも聞いてくださるので心強かったです。途中、誘発剤の種類を変えたりもしたのですが、佳子さんが他のヘバメさんにしっかり伝えておいてくれるので心配ありませんでした。

予定日の夜に陣痛が始まり、子宮口3cmの段階で主人も立ち会いに参加ができました。とにかく言葉が不安でしたが、コロナ禍でもこうして一緒に出産に臨めたので本当に助かりました。さらに私は緊急帝王切開になったのですが、帝王切開の手術中も主人が立ち会えました。日本ではなかなか出来ない経験だったと思います。そのおかげで息子の誕生の瞬間も二人で迎えることができました。

私はその後、大量出血があり再度オペに入ったのですがちょうどお昼に出勤されてきた佳子さんが急いで私の元に来てくださり、これから何をするのかお話ししてくれました。こう言うピンチの時にも日本語だと本当に助かりますね。

何日かICUで過ごした後、無事に産院の病棟に戻り、赤ちゃんと主人と私の3人での育児がスタートしました。

EVKにはファミリールームというものがあるのですが、そこではお父さんも一緒に寝泊まりして育児をすることができます。産後のお母さんの体は思った以上にダメージを受けてヘロヘロです。スタッフさんたちはお父さんにもしっかりミルクのあげ方やオムツの替え方も教えてくれます。これからEVKで出産を考えている方はファミリールームをおすすめします。

退院後はEVKと中川先生の元を行ったり来たりしながら体調の回復を待ちました。産後もしっかりとサポートしてくれるので安心ですよ!



◆これから出産される方へのメッセージ

私はドイツ語もお産についても子育てに関しても全く何も分かりませんでしたが、中川先生、典子さんを始め、たくさんの方が支えてくださいました。きっと日本で出産するよりも、さらに忘れられない素晴らしい経験になったと思っております。

今ドイツで産むか迷ってる方がいれば、ぜひドイツでの出産も考えてみてほしいと思います。



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